こんにちは、みかづきです^^
今回は、ニューバランスの「フューエルセル スーパーコンプエリートv4」のレビューになります。
2024年2月1日から発売され、ジョギングシューズでも人気の高いニューバランスのレースシューズです。
前作から大幅なアップグレードがされ、柔らかいクッション性とワイド感のあるレースシューズになりました。
それでは、10年以上ランニングを続けている筆者が解決します!
FuelCell SuperComp Elite v4の特徴
FuelCell SuperComp Elite v4 | |
アッパー | エンジニアードメッシュ |
ミッドソール | 「FuelCell」 「Pebax」 「ENERGY ARC」 |
アウトソール | 「ソリッドラバー」 「N DURANCE」 |
重量 (27.0cm) | 約229g |
値段(税込) | \29,700円 |
FuelCell SuperComp Elite v4の特徴をまとめました↓
- 前作とは全く違う、新しいモデルのレースシューズ
- ワイドで設置面積が広いため、安定感重視になっている。
- 柔らかいのに沈み込みすぎないクッションで、走りやすい。
1つずつ、深掘りします。
前作v3とは全く違うシューズ
今回のFuelCell SuperComp Elite v4は、前作のv3から大幅にアップグレードされました。
見た目も大きく変わりましたし、履き心地からクッション性も変化しましたね。
大幅なアップグレードによって、反発性・クッション性・サイズ感が変わりました。
アディダスのボストン9からボストン10に変化したときくらいに、大きな変化があります。
そのときは、ランニングシューズ界に稲妻が走りましたね。
ですので、前作と今作とでは別物シューズとして捉えてもらってOKです。
エリートv4へのアップグレードによって、ジョギングシューズ・スピードシューズからレースシューズへと位置づけが変わりました。
前作のFuelCell SuperComp Elite v3では、エリートランナーのレースシューズまでは届かないレベルのシューズでした。
普段の練習の中で、速いジョギングをするときに履く用のシューズとして使うレベルのシューズです。
もちろん、人によってはレースシューズとしてマラソンで使っていた人もいるとは思います。
今回のFuelCell SuperComp Elite v4では、エリートランナーがマラソンで使うレベルの反発性・クッション性があります。
カーボンプレートの反発も感じられ、現時点でニューバランス最高峰の機能性になっていますね。
MGCや市民マラソンの中でも、ヴェイパーフライ3やメタスピードシリーズの中にFuelCell SuperComp Elite v4が紛れていますよ!
フルマラソンでトップランナーが使うくらいですから、購入するとなれば「マラソン・駅伝で使う」用になりますね。
安定感が重視されている
地面との設置面積が、横に広くなりました。
設置面積が広くなることで着地がしやすくなり、地面を捉えやすくなりました。
レース用として販売されるシューズは、強いフィット感でコンパクトなサイズが多いです。
そうなると設置面積が狭くなり、設置時間が長いストライド走法の人は特に走りにくかったと思います。
今作では設置面積を増やして地面との着地がしやすくなっているため、誰でも安定した走りをすることができます!
少し余談になりますが、ヴェイパーフライ2→ヴェイパーフライ3で横幅が広くなって安定感が増しました。
このアップデートで一定数の酷評があり、安定性よりもとにかく”反発性”を求めている方が多くいるんだと感じました。
しかし、マラソンなど何十㎞と走るとなると、後半戦ではシューズの安定性が高い方が圧倒的にタイムロスが少なくなります。
店頭で試着しただけやポイント練習で使用している分には、FuelCell SuperComp Elite v4の本当の良さまでわからないかもしれません。
それだけ、レースシューズは繊細だということでしょう。
沈み込みないクッション性
カーボンプレートの硬さを感じにないほど、柔らかいクッション性が特徴です。
しかし、その柔らかい割には、クッションの沈み込みが少ない感じがしました。
柔らかさを感じつつも、ある程度の沈み込むとすぐに反発する感じがあります。
アディダスのアディオスプロ3やタクミセン10のクッション性に、非常に近い感覚がありました。
これは筆者の偏見になりますが、
FuelCell SuperComp Elite v4やFuelCell level v4など近年のニューバランスのシューズが、アディダスのシューズに近いクッション性になっていると感じました。
加えて、サイズ感も同じで少し横幅が広いスタイルになっています。
アディダスのシューズで普段練習している人は、レースシューズでニューバランスを履くのも選択肢になりそうです。
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サイズ感
レースシューズの中でも、比較的足幅が広くつくられています。
筆者は普段ワイドサイズのシューズを履いていますが、そんな筆者でも無理なく履くことができました。
そのため、普段ワイドサイズではない人は、ワンサイズ下げるのも1つの手段です。
筆者のシューズのサイズは、次の通りです。
- ナイキ ヴェイパーフライ3 27.5cm
- ナイキ ドラゴンフライ 27.0cm
- アシックス ターサーrp3 27.5cm ワイド
- アシックス エボライドスピード2 27.5cm ワイド
上記のように、筆者は足幅が比較的大きいシューズを履くことが多いです。
そんな足幅の大きい筆者でも、FuelCell SuperComp Elite v4を27.5cmで履くことができました。
フィット感もゆったりとしており、設置面積が広い分だけサイズ感も大きくなっている傾向があります。
スパイクも含めてレースシューズは比較的サイズ感が小さいことが多いので、ゆったりとしているサイズ感のレースシューズは非常に希です。
2024/07/09追記
オンのクラウドモンスター2やホカのシエロX1 など、比較的ワイド感のあるレースシューズ級の厚底カーボンシューズが増えてきました。
アシックスのメタスピードスカイパリス、エッジパリスもゆったりよりのフィット感になっていたので、今後の厚底カーボンシューズはゆったりしたものが多くなるかもしれないです。
ですので、ワイドサイズを履いている人はいつも通りのサイズ、足が小さい人はワンサイズ下げて購入するのがオススメです。
使う場面
FuelCell SuperComp Elite v4は、ハーフマラソンやフルマラソン、ウルトラマラソンといった距離の長いロードレースで使うのがオススメです。
20km以上のロードレースで使うのがベスト!
ワイドで設置面積が広いつくりになっているので、走っているときの安定感が非常に高いです。
横方向へのブレが少なくなったり、疲れてきても地面との着地がしやすくなったりします。
無駄なエネルギーを使わなくて良いでし、足へのストレスも感じにくいです。
マラソンは以下に無駄なエネルギーを使うことなく、走り続けることができるのかが勝負を分けます。
そのような場面では、FuelCell SuperComp Elite v4は最適です!
ただ、ゆったとしたサイズ感ですので、3kmや5kmといった短い距離のレースでは少し使いにくくなっています。
スピードを求めるには、ある程度強いフィット感が求められるからです。
ですので、マラソンをメインに走る社会人の人向けのシューズになっていますね!
後半の失速を防ぎたい人にオススメ
ヴェイパーフライ2やメタスピードスカイ・エッジパリスシリーズと比較して、FuelCell SuperComp Elite v4は特別反発性のあるシューズではありません。
しかし、近年の厚底カーボンシューズは、”極端に大きな反発”よりも”安定性を重要視した反発”を目指していると感じました。
特にナイキの進化が、その安定性を重要視している傾向があります。
ヴェイパーフライ2→ヴェイパーフライ3・アルファフライ2→アルファフライ3のアップデートで、どちらも安定性が増して直接的なカーボンプレートの反発を感じにくくなりました。
その分だけ走っているときの安定性が上がり、地面との接地がスムーズに無駄なくできるようになっています。
駅伝を始め特にフルマラソンにおいて、後半のぺースの失速を防ぐことが常に課題になっていました。
そこでシューズの安定性を上げることで接地の際のブレをなくし、ランニングエコノミーを改善しています。
ランニングシューズの機能性が、ここまで上がっていることに驚きですよね!
まとめ
FuelCell SuperComp Elite v4の特徴は、以下の通りです。
- 前作とは全く違う、新しいモデルのレースシューズ
- ワイドで設置面積が広いため、安定感重視になっている。
- 柔らかいのに沈み込みすぎないクッションで、走りやすい。
FuelCell SuperComp Elite v4は、スポーツゼビオやアルペンで購入可能です。
次のレースで履くシューズを選ぶときの、参考にしてみてください!
サイズがあれば、Amazon・楽天からでも購入可能です。
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おわりです^^
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