こんにちは、みかづきです^^
今回は「NOVABLAST 4(ノヴァブラスト4)」のレビュー記事です。
ノヴァブラスト4は2024年1月11日(木)から発売となりました。
前作のノヴァブラスト3からアップデートされ、より反発性を感じられるシューズになりました。
それでは、10年以上ランニングを続けている筆者が、前作と比較しながら解説していきます。
ノヴァブラスト4の特徴
ノヴァブラスト4の詳細情報を表にまとめました。
ノヴァブラスト4 | |
アッパー | エンジニアードウーブン |
ミッドソール | FF BLAST PLUS ECO |
アウトソール | AHAR LO |
重量(27.0cm) | 約250g |
値段(定価) | 15,400円 |
ノヴァブラスト4のミッドソールには、FF BLAST PLUS ECOと言うリサイクル素材が混合したものになっています。
リサイクル素材が使われていてもFF BLAST PLUSと同じ、少し柔らかさの感じる反発が強いクッションになっていますね。
先に結論として、ノヴァブラスト4の特徴をまとめてみました。
- シューズ表面の伸縮性が良く、踵はホールド感が強くなっている。
- 前作よりも反発性が強くなり、ペースアップしやすいシューズになった。
- ジョギングシューズの中では軽量で、フルマラソンに使うのもオススメ!
前作のノヴァブラスト3との違いから解説します。
ノヴァブラスト3との違い
前作のノヴァブラスト3からの変更点は、次の通りです。
- ノヴァブラスト3はピタッとしたフィット感で、ノヴァブラスト4では包み込むフィット感へ。
- 踵周りが横に広くなり、踵で着地をする走り方でも安定性が高くなった。
- クッションの沈み込みが深くなり、その分だけシューズの反発が強くなった。
ノヴァブラスト4は前作のノヴァブラスト3から、反発性の強いシューズになりました。
前作と比べて約5g重くなりましたが、それでも約250gとなっています。
ですので、体感では重くなったことに全く気づきませんでした。
伸縮性の良いアッパー
エンジニアードウーブン素材が使われ、ノヴァブラスト3よりも素材の伸縮性が良くなりました。
伸縮性が良くなると、踏み込みや地面への着地がよりスムーズに行うことができます。
ですので、足への負担が少なくペースアップがしやすくなりました。
シューズの表面の伸縮性が上がりましたが、踵はしっかり硬くホールド感があります。そのため、踵がブレたりアキレス腱を痛めたりする心配はありませんね。
ジョギングなどで楽にペースアップができるシューズが欲しい人に特に履いて欲しいです!
沈み込むクッションが特徴
ノヴァブラスト3と同様のトランポリン構造をとっており、シューズ裏に溝が作られています。ノヴァブラスト4では更に溝が深くなって、その分だけクッションの沈み込みが大きくなりました。
クッションが沈み込むほどその分だけ反発力として推進力が得られるので、ノヴァブラスト3よりもよりスピードアップしやすくなりました。
前足部のクッションは踏み込みやすくなっていますが、踵は潰れにくくなっています。
そのため、踵に加わった力が自動的に前足部へと移動しやすくなるため、体重移動がリズミカルに行われます。
つま先着地のフォアフット走法ではなく、市民ランナーに多い踵からの着地に注目された設計になっています。このことからも、初心者を含めた多くのランナーに履きやすくなっていることが分かりますね!
踵が強化され耐久性が上がった
踵の部分がノヴァブラスト3よりも横に広がって地面への着地が安定しただけでなく、潰れにくいことで耐久性も向上しました。
頻繁に使うジョギングシューズは、走行距離300km・400km~とざらに走るため、踵のクッションの耐久性は意外と大事です。
踵のクッションは沈み込みが大きいと、その分だけシューズの寿命が短くなる傾向があります。そこで、踵のクッションを潰れにくくすることで、走りやすくして耐久性も上がったため一石二鳥ですね。
サイズ感
サイズ感はノヴァブラスト3と同じです。ノヴァブラスト4の方が、つま先部分に少しだけゆとりがあるなと感じました。そのため指先周りは、比較的リラックスした感覚があります。
ノヴァブラスト3を履いていた人は、同じサイズのノヴァブラスト4を選ぶのがベストになります。
ワイドサイズ(3E)展開もされていますので、足幅の大きい人はワイドサイズを選ぶことができます。
筆者はノヴァブラスト3の27.5cm(3E)を履いており、ノヴァブラスト4も同じ27.5cm(3E)で履くことができました。
そのため、足の甲が高い人やサイズ感が難しい人でも、履きやすいモデルのランニングシューズになっています。
使う場面
使える場面として、部活生とフルマラソンを目指す市民ランナーの2つの視点から解説します。
ペース走までなら対応
ノヴァブラスト4は反発性が上がりクッション性も良いので、普段のジョギングやペース走で使うのがオススメです。
高校生やサブ3レベルの力がある人は、1km3分40秒~4分30秒くらいなら楽にペースアップをすることができます。
そのため、部活生のジョギングやペース走で使うランニングシューズとしても使いやすくなっています。
中学生であれば、インターバル走などのスピード練習まで対応できるシューズになっています。高校生以上だと、もう1足スピードが出しやすいメタスピードシリーズやターサーrp3といったシューズが欲しくなってきます。
フルマラソンならサブ4~5
約250gの重さですが反発性・クッション性もあるので、ノヴァブラスト4はフルマラソンで使いやすいシューズになっています。
反発性がある分、初のフルマラソンには少し扱いづらいと感じる部分がありますね。カーボンプレートが入っていなくても、ある程度強い反発があるからです。
サブ4を目指す人の中には、カーボンプレートが入っていないシューズが良い人もいますよね。そのような人にも、ノヴァブラスト4はオススメですよ!
地面との接地感を感じやすいエボライドスピード2よりも、クッションの力で進んで行くノヴァブラスト4の方が安定性は高いですね。
クッションの柔らかさを残しつつもクッション性のあるシューズでフルマラソンを走りたい人は、ノヴァブラスト4がオススメです!
スーパーブラストと比較
スーパーブラストとノヴァブラスト4の違いは、ミッドソールの違いによるシューズの反発の強さです。
スーパーブラストはFF BLAST TURBOといって、ノヴァブラスト4のFF BLAST PLUS ECOよも反発性・クッション性が強い素材が使われています。
そのため、スーパーブラストはジョギングでは使いにくく、30km走やインターバル走などポイント練習・レースに特化したシューズになっています。1km3分~4分台ペースで走りやすいです!
- ノヴァブラスト4はジョギングからフルマラソンまで使うことができる。
- スーパーブラストは、ポイント練習・フルマラソンに特化したスピードシューズ。
スーパーブラストの方が反発性は強く、1km3分台のペースでも走りやすいです。
ノヴァブラスト4はスーパーブラストほどの反発がない分、ジョギングでも使いやすく安定性も高くなっていますよ!
ペガサス41と比較
ナイキのペガサス41と比較をしていきます。
アシックスのエボライドスピード2よりも、後に販売されたペガサス41。ノヴァブラスト4とペガサス41で、どちらを選べば良いのか疑問になりますよね。
価格や重さなどの比較は、以下の表にまとめてみました。
ペガサス41 | ノヴァブラスト4 | |
アッパー | エンジニアードメッシュ | エンジニアードウーブン |
ミッドソール | 「Air Zoomユニット」 「ReactXフォーム」 | FF BLAST PLUS ECO |
アウトソール | ラバーアウトソール | AHAR LO |
重さ (27.0cm) | 約271g | 約250g |
定価(税込) | 16,500円 | 15,400円 |
ペガサス41とノヴァブラスト4の違いは、クッション性による使う場面です。
ペガサス41の方が地面を蹴る感覚があり、シューズの操作性がよく小回りが利きやすいです。そのためウォーミングアップや、サーキットなど部活生にとってより使いやすくなっています。
ノヴァブラスト4は安定性とクッション性に特化したシューズです。ですので、フルマラソンを目標としている人やジョギングメインのランナーに使いやすくなっています。
- ペガサス41は部活生など、様々な練習メニューで使う人向け。
- ノヴァブラスト4は市民ランナーなど、ジョギングやマラソンをメインに走る人向け。
どちらも性能は高いですので、自分の普段の練習によって選ぶことが大切です!
まとめ
- シューズ表面の伸縮性が良く、踵はホールド感が強くなっている。
- 前作よりも反発性が強くなり、ペースアップしやすいシューズになった。
- ジョギングシューズの中では軽量で、フルマラソンに使うのもオススメ!
前作よりも反発性が強く、ペースアップしやすいランニングシューズに生まれ変わりました。
ノヴァブラスト3の良いところを引き継ぎつつ、走りやすいシューズになったと思います。
ゼビオだけでなく、Amazon・楽天から購入することができます。
おわりです^^
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