【アシックス】マジックスピード3レビュー|前作2やS4と比較!

こんにちは、みかづきです^^

今回は、2023年9月14日から店舗販売されたアシックス「マジックスピード3(MAGIC SPEED 3)」のレビュー記事です。

前作「マジックスピード2」からアップデートがされ、次のような疑問はありませんか?

マジックスピード3についての悩み
  • マジックスピード3って、どんなランニングシューズ?
  • マジックスピード3のサイズ感や耐久性は?
  • 前作や「S4」など、他のシューズとの違いや走り方が知りたい!

上記のような悩みを解決します!

先に、簡単にまとめておきます。

マジックスピード3の特徴

マジックスピード3は前作から軽量化され、ポイント練習などで使いやすいスピードモデルにアップデートされています。

それでは、10年以上ランニングをしている筆者が解説していきます!

目次

マジックスピード3の特徴

マジックスピード3
アッパーモーションラップアッパー
ミッドソール全面に「FF BLSAT+」
カーボンプレート
アウトソール「ASICSGRIP」
重量
(27.0cm)
約220g
値段(定価)¥16,500円

前作やS4と比較しつつ、深掘りします!

前作(マジックスピード2)と比較

スクロールできます
マジックスピード2マジックスピード3
アッパーエンジニアードメッシュモーションラップアッパー
ミッドソール「FF BLSAT+」
「FLYTEFOAM」
全面に「FF BLSAT+」
アウトソール「ASICSGRIP」「ASICSGRIP」
重量
(27.0cm)
約240g約220g
定価(税込)¥16,500円¥16,500円

上記が、前作のマジックスピード2と比較した表になります。詳しく説明していきます。

アッパー

アシックス「メタスピード+」と同様の、モーションラップアッパーが採用されています。

この素材は、前作のエンジニアードメッシュと比較して薄くピタッとしたホールド感が特徴です。さらに、かかと周りが硬く補強され、足を蹴り出しても潰れにくくなりました。

アシックス「ターサーrp3」のようにかかとが硬く、強く蹴り出すことができます。これにより、スピードが出しやすくなりましたね。

スピードの出しやすさだけで言うと、ターサーrp3の方が優れています。しかし、厚底カーボンシューズでスピードを出しやすいとなるとマジックスピード3になります。

厚底カーボンシューズなのにスピードが出しやすい!

また、ナイキのヴェイパーフライ3などのエリートランナー用ではなく、市民ランナーの人でも使いやすい厚底のスピードモデルなのもポイントです。

トップレベルのレースシューズとジョギングシューズの間のポジションに位置していますね。

ミッドソール

「FF BLSAT+」がシューズ全面に使われていることで、クッション性と反発性が高くなっています。

加えてカーボンプレートも入っているため、反発性・クッション性はレースシューズのワンランク下のレベルまで高くなっています。

前作のマジックスピード2だと、カーボンプレートの反発とクッション素材が上手くかみ合ってなかった印象がありました。

しかし、マジックスピード3では改善されており、無駄に反発が強いことはなかったです。

厚底カーボンシューズ独特の強い反発性が少し控えめになったことによって、より多くのランナーの人に使いやすくなりました。

カーボンプレートに支配される感じがなく、操作性が高くなって扱いやすくなりましたね!

より多くのランナーが使いやすい厚底カーボンシューズ!

反発性が高いだけでなく重さが約220gと軽いため、1㎞5分で走ろうとしたところ1km4分30秒ペースまで簡単にスピードを出すことができました。

ですので、他の厚底シューズよりも簡単にスピードが出るランニングシューズになっています。

楽に自分のペースでペースアップして走りたい人に、マジックスピード3がピッタリだと思います。

アウトソール

かかとの接地面積が少し広くなり、かかと着地の走り方でも走りやすい仕様になりました。

厚底カーボンシューズでもかかとから着地できるので、フォアフットでもかかと着地でもどんな走り方でも走りやすいです。

市民ランナーも含めた幅広いランナーが、使いやすくなっていますね!

また、足を転がりやすくする「ロッカー構造」ほどではありませんが、少しだけつま先に体重を載せやすくなっています。

つま先に体重を載せやすい!

つま先に体重を載せやすくなることで、カラダを前へ蹴り出しやすくなる効果があります。スピードを出しやすいシューズが欲しい人にとっては、嬉しい仕様になっていますね^^

耐久性

前作よりも軽量化されていますが、耐久性が落ちていると感じることはありませんでした。

ここで注目して欲しいのが、「メタスピードスカイプラス」や「ヴェイパーフライ3」と比べると、耐久性がかなり高いということ。

マジックスピード3よりもスピードを出しやすい厚底カーボンシューズは色々ありますが、どれも弱点として耐久性がやや低いということ。

対してマジックスピード3はかかとのホールド感が強く、アッパー素材も破れにくいです。加えてアウトソールもすり減りへりにくいので、他のスピードモデルの厚底カーボンシューズと比べると耐久性が高いです。

寿命が長いスピードが出る厚底カーボンシューズが欲しい人は、マジックスピード3を使うのが良いと思います!

アシックスS4と比較

2つのシューズを履き分けるならS4をマラソンに使って、耐久性の高いマジックスピード3を練習用に使うのがベストです。

スクロールできます
S4マジックスピード3
アッパーモーションラップアッパーモーションラップアッパー
ミッドソール「FF BLSAT TURBO」
「FLYTEFOAM」
全面に「FF BLSAT+」
アウトソール「ASICSGRIP」「ASICSGRIP」
重量
(27.0cm)
約240g約220g
定価(税込)¥22,000円¥16,500円

かなり似ているように思われるかもしれませんが、上記の表から以下の2つの違いが分かります。

S4とマジックスピード3の違い
  • S4よりマジックスピード3の方が、約20g も軽い。
  • S4は高反発素材「FF BLSAT TURBO」を採用しているため、クッション性・反発性が非常に高い。

S4の方がカーボンやクッション性が硬く、踏み込んだときにより大きな反発をもらうことができます。

対してマジックスピード3では、程よい反発をもらい楽にペースアップができるようになっています。

ですので、より強い反発が欲しい人はS4、柔らかいクッション性で楽に走れる方が良い人はマジックスピード3がオススメです!

「S4」については、下の記事で詳しく解説しています。こちらをご覧ください。

サイズ感

前作のマジックスピード2と同じサイズで履くことができます。

特別大きい・小さいと感じないため、普段履いているランニングシューズと同じサイズで問題ありません。

サイズ感が少し小さくなったと言う人もいますが、ワイドサイズは十分に横幅があって履きやすいです。

マジックスピード3はワイドサイズもあるため、筆者のように足幅の広い人や足の甲が高い人でも問題なく履くことができます!

厚底カーボンシューズにワイドサイズがあることが、そもそもレアリティとして高いです!筆者のような足幅が広いランナーにとってはありがたい仕様ですね!

筆者は普段、「ターサーrp3 ワイド」や「ゲルカヤノ30 エクストラワイド」の27.5cmを履いています。

通常サイズは2E、ワイドサイズには3Eという表記がされています。

ですので、普段からワイドサイズのシューズを履いている人は、ワイド(3Eサイズ)を選ぶと履きやすいです。

使う場面

スピードを出したい練習やレースで使うのがオススメです。

筆者はペース走やインターバル走といったポイント練習によく使っています。

安定感があって軽量性に優れているので、強度の高い練習でよく使っています。

ポイント練習で大活躍

マジックスピード3は、ポイント練習で使う時に大活躍するシューズになります。

駅伝やマラソンといったロードに向けた長い距離のポイント練習や、トラックレースに向けたインターバル走でも使いやすい1足になります。

1km5分~6分のペースだと、FF BLSAT+の反発がちょっと邪魔に感じる部分があります。

1km3分40秒~4分台のペースでペース走であったり、インターバル走をするときにしっくりくる感覚がありますね。

ジョギングでもポイント練習でもなんでも使えるというより、ポイント練習やフルマラソンで使うシューズとして限定するのがベストですね。

普段のジョギングシューズとして使うには、同じアシックス「ハイパースピード3」を使うのがオススメ。

理由として、クセが少なくカーボンプレートも入っていないため、足を鍛えつつ走りやすいシューズになっているからです。

ジョギングではハイパースピード3を履いて、インターバル走や距離走などではマジックスピード3を履くといった感じで使い分けるのが良いですね。

>>ハイパースピード3のレビュー記事はこちら

サブ3・サブ4のマラソンにも

マジックスピード3は軽量性が高くスピードが出しやすいため、サブ3~サブ4を狙うランナーにもオススメです。

初心者だとやっぱりカーボンプレートが扱いにくいと感じる部分があると思います。

1km4分前後のぺース帯で走ることに適しているだけでなく、軽いため20km以上走ってもシューズが重いと感じませんでした。

もちろん、メタスピードパリスなどトップレベルのレースシューズを履けば済む話ではあります。

ですが、近年のトップモデルは価格が高騰しているだけでなく、耐久性の面でも物足りないと感じてしまいます。

マジックスピード3は値段も15000円前後と許容できる範囲で買えて、かつ耐久性はレースシューズよりも高いです。

そのため、サブ3・サブ4などある程度記録を狙いたい人であれば、マジックスピード3をフルマラソンのレースシューズとして使うのもアリですね。

筆者のように軽いランニングシューズでピッチよく走りたい人は、マジックスピード3でマラソンを走るのがオススメです!

短距離選手にも使いやすい

ペガサスターボネクストネイチャーやペガサス41など、短距離選手でもトレーニング用として長距離向けのシューズを履く人が増えてきています。

そこで、マジックスピード3も短距離選手にとって扱いやすいシューズになっています。

軽くてスピードに乗って走ることに適しているため、ドリルやダッシュが比較的やりやすくなっているからです。

ライトレーサー5やターサーrp3ほど地面を蹴る感覚はありませんが、地面からの反発のもらいやすさはマジックスピード3の方が優れていますね。

カーボンプレートの恩恵を受けて弾む感覚が欲しい人は、ぜひマジックスピード3を試してみてください!

まとめ

マジックスピード3の特徴
  • 柔らかいクッション性がありつつ、カーボンからの反発をもらえる。
  • アウトソールのグリップが十分にあるので、他の厚底よりも耐久性が高い。
  • フルマラソンだけでなく、インターバル走や短距離などスピードを出す場面でも活躍!

アシックスシリーズにも、遂にポイント練習で使うテンポアップシューズが発売されて嬉しいです!

マジックスピード3は、Amazon・楽天などでも購入することが可能です。ぜひチェックしてみてください。

アウトレット価格で購入できる場合もありますので、ぜひチェックしてみてください↓

おわりです^^

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このブログを運営している人

ランニングが身体の一部になっている「みかづき(筆者)」です。

市民ランナーとして普段は走っており、記事の中で出てくる「筆者」として記事を制作しています。このメディアを通して、少しでもランニングに関する悩みを解決したいと思っております。

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