こんにちは、みかづきです^^
今回は「ADIZERO BOSTON 12(ボストン12)」のレビュー記事です。
2023年6月1日から発売開始となり、前作のボストン11から大きくアップデートされました。
ボストン12は、前作から軽くなっただけでなく少し柔らかくなったことで走りやすくなりました。
それでは、10年以上ランニングを続けている筆者が、前作や他のシューズと比較して解説します。
ボストン12の特徴
ボストン12 | |
アッパー | ライトウェイトメッシュ |
ミッドソール | 「Lightstrike Pro」 「ENERGYRODS」 「ライトストライク2.0」 |
アウトソール | コンチネンタルラバー |
重量(27.0cm) | 約252g |
定価(税込) | ¥18,700円 |
ボストン12はLightstrike ProやENERGYRODSとカーボンの使用より、クッション性及び反発性には非常に優れたランニングシューズになっています。
- シューズの柔軟性が増したため、スピード変化がしやすい。
- メッシュ素材より、たくさんの方の足幅にフィットしやすい。
- フルマラソンに向けて厚底カーボンシューズを履きたい人にもオススメ。
生地が薄くなりましたが、かかとの部分に補強材としてクッションが入っています。
そのため、ボストン12はシューズのホールド感を保ったまま軽量化されています。
ボストン11との比較
前作のボストン11と比較していきます。
ボストン10、ボストン11と全体的に硬く、カーボンの反発が苦手な人がかなり多い印象がありました。
しかし、”ボストン12は全体的にソフトに包んでくれる”ようなシューズになりました。
大きな変更点は次の3つです。
- 生地がメッシュ素材へ変更
- 屈曲性が向上
- グリップ力の強化
1つずつ、深掘りします。
生地がメッシュ素材へ変更
ボストン12では、通気性の優れたメッシュ素材にアップデートされました。
メッシュ素材は肌触りがとても良く、足幅にフィットしやすいという特徴があります。
また、メッシュ素材になったことによって生地感が少し薄くなり、蒸れにくくなっています。
ボストン11の時の生地では、通気性が良い生地ではあったものの、ピタッとした少し固めな生地感が特徴的でした。
ですので、前作は人によって足にフィットしないため悩んだ人もおられると思います。
ランニングシューズの足当たりに敏感な方や、フィット感の良いシューズが欲しい人に履きやすくなっています!
ボストン12のメッシュ素材は、レースシューズのようなフィット感があります。柔らかく包みこむのではなく、薄くピタッとした足当たりです。
屈曲性が向上
ボストン11ではシューズのクッション部分が硬く、硬い反発感が特徴的でした。
「ライトストライク2.0」という新しく導入されたクッション素材が、柔らかくて軽い特徴があります。このクッション素材によって、シューズ全体に柔軟性が生まれました。
シューズの底の部分が硬いと安定感はありますが、硬い分だけ自由がきかず人によっては走りにくったと思います。
今作では、前後左右シューズが少ししなって上手く力が流れるようになっています。
ですので、程よいクッションの硬さと反発感が欲しい人に使ってほしい1足です!
ボストン11のクッションの硬さが欲しい人は、クリフトン9の方がオススメになってきます。
クッションが少し柔らかくなり、HOKAのクリフトン9よりも柔らかいと感じるくらいです。
軽いため初心者にもオススメ
ボストン11から、かなり軽くなって走りやすくなりました。
アッパー・ミッドソールと軽量化をしたことによって、全く別のシューズだと感じるくらいに軽くなりました。履いている感じは、ジョギングシューズではなくスピードシューズのように感じます。
クッションが柔らかくて軽いため、初心者にも使いやすいシューズになりました。
柔軟性があると操作性が高くなり、ペースアップ・ダウンがしやすくなります。加えて軽いと、長時間のランニングでも比較的疲労がたまりにくくなります。
そのため、初心者が扱いやすいスピードシューズになりますね。
グリップ力の強化
ボストン11よりもつま先部分の設置面積が広くなり、グリップ力も高くなりました。
グリップ力が高いと、地面を蹴り出すときに滑りにくく、踏み込んだ力が分散されにくいというメリットがあります。
また、グリップ力が高いことで摩擦にも強くなるので、耐久性も良くなりました。
スピードを出しやすいシューズは軽量化のため耐久性が低くなることがあります。ボストン12は、その点もしっかりとカバーしていますね。
ただ、踵の部分までコンチネンタルラバーが全面的に使われていないため、踵の耐久性をもっと上げて欲しかったなと感じました。
反発性とクッション性のあるミッドソールとアウトソールですので、耐久性の高いシューズが欲しい人にもオススメです!
サイズ感
ワイドサイズがあるので、足幅に関しては問題なく履くことができました。
ボストン10、ボストン11とサイズ感はそれほど変わらないため、特別サイズ感が変わったシューズということではありません。
筆者は足の幅が広いため、普段からワイドサイズのシューズを履いていますが、ボストン12でもワイドサイズがあるため履くことができました。
サイズ感が問題でなかなか良いランニングシューズに出会えてないという方は、アディダスのシューズを履いてみることがオススメです!
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使う場面
ボストン12の使う場面は、普段のジョギングからペース走、そしてマラソンなどのロードレースにも使えます。
高いクッションがあるので、ボストン11と同様にジョギングシューズとしてはもちろん使えます。
よって、1km4分前後のペース走や長い距離のロング走、フルマラソンにも使いやすいモデルになりました。
ペース走まで使えるとなると、中学生・高校生など部活生の人にもオススメです!
ボストンシリーズは、ボストン10から重量のある厚底シューズとなり、スピードを出して走るのは少し困難になりました。
ボストン12では軽量化と硬さ過ぎない反発性から、1km4分前後までスピードを上げることができます。
1km5分~6分のペース帯で走るときも、カーボンに足を支配されている感覚はありません。
そのため、無理なく1km5分30秒で走りやすくもなっています。
比較的サイズ感が大きいサブ4にオススメのシューズを探している人は、よく比較されてるマジックスピード3やズームフライ5よりもオススメです!
そのため、マラソン初心者の方からサブ3やサブ3.5を狙う人でも履くことができるシューズになっています。
マジックスピード3と比較
マジックスピード3 | ボストン12 | |
アッパー | モーションラップアッパー | ライトウェイトメッシュ |
ミッドソール | 全面に「FF BLSAT +」 | 「Lightstrike Pro」 「ENERGYRODS」 「ライトストライク2.0」 |
アウトソール | 「ASICSGRIP」 | コンチネンタルラバー |
重量(27.0cm) | 約220g | 約252g |
値段(定価) | ¥16,500円 | ¥18,700円 |
マジックスピード3とボストン12の違いは、使い方が異なる点です。
マジックスピード3の場合は、ジョギングではカーボンプレートが少し邪魔に感じる分、1km4分よりも速いペースを出しやすいです。
そのため、ポイント練習やフルマラソンなど、スピードを出したいときだけ履くならマジックスピード3がオススメです。
普段のジョギングでもフルマラソンでも1足で履きたい人には、ボストン12がオススメになってきます。
- ジョギングからマラソンまで1足で済ませたい→ボストン12
- マラソンやポイント練習専用で使いたい人→マジックスピード3
マジックスピード3の詳細は、次のレビュー記事でまとめてあります。
まとめ
- シューズの柔軟性が増したため、スピード変化がしやすい。
- メッシュ素材より、たくさんの方の足幅にフィットしやすい。
- フルマラソンに向けて厚底カーボンシューズを履きたい人にもオススメ。
ワイド感 | ワイドサイズがあるので◎ |
使う場面 | 普段のジョギング →速いジョギングまで |
マラソン | 記録を狙いたい人にオススメ! |
普段のジョギングシューズとしても使えますので、マラソンを目指していない人にもオススメです!
耐久性が高く長い距離が走りやすいボストン12を、ぜひ活用してみてください!
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ボストン12はAmazon・楽天でも選ぶことができます。
スポーツゼビオからでも購入できます。カラーを選ばなければ、比較的安く買えますよ!
おわりです^^
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