シャトルランとは?数え方・ルール・有利なスポーツ【新体力テスト】

こんにちは、みかづきです^^

嫌いな人も多い、体力テストの種目「20mシャトルラン」。

体育の授業などで、1年に1回はある苦しい恒例行事ですよね。

今回は元陸上部だった筆者が、シャトルランのルールや数え方など、概要を解説していきます。

シャトルランの音源はこちら

目次

シャトルランとは

20m間隔で引かれた2本の平行線を、ドレミの音階に合わせて往復する運動のことを指します。

シャトルランとは、2001年4月からスタートした新体力テストの種目の1つ。(正式名は、20mシャトルラン)

ドレミファソラシドの音階後に合図音(電子音)が鳴るので、その音が鳴るまでに20m先の線をどちらかの足で踏む・越えることができれば「1回」とカウントされます。

2回連続で合図音が鳴る前に線を踏む・越えることができなかった時、終了となります。

現在では、それ以前まで行われていた持久走(男子1500m・女子1000m)とシャトルランを選択することが可能。(※学校による)

英語ではshuttle(s) と言い、地域によってはキツすぎることから 「killers(殺人者)」と呼ばれることも。

シャトルランのやり方

STEP
音源の再生

プレイヤーによりCD(テープ)を再生する。

STEP
スタート

どちらかの線上に立ち、テスト開始を告げる5秒間のカウントダウンの後に電子音が鳴る。その電子音を聞いてから、スタートする。

STEP
2本の線を往復する

一定の間隔で電子音(合図音)が鳴る。次の電子音が聞こえるまでに、20m先の線を踏むか、越える。その後、電子音が鳴ったらスタートする。この動作を繰り返す。

STEP
電子音(合図音)の間隔が短くなる

約1分ごとに、次の電子音が鳴るまでの間隔が短くなっていく。それに合わせてペースアップしていく。

STEP
テスト終了

ドレミの音階のペースについて行けずにやめたとき、または2回連続で合図音がなるまでに線を踏む・越えることができなくなったとき、テストを終了する。

(文部科学省「新体力テスト実施要項及び調査票」)

シャトルランの点数

シャトルランの点数は、回数によって異なります。また、小学生と中高生でも異なります。

小学生・男子

点数回数
1080 回以上
969~79
857~68
745~56
633~44
523~32
415~22
310~14
28~9
17 回以下

小学生・女子

点数回数
1064 回以上
954~63
844~53
735~43
626~34
519~25
414~18
310~13
28~9
17 回以下

中高生・男子

点数回数
10125 回以上
9113~124
8102~112
790~101
676~89
563~75
451~62
337~50
226~36
125 回以下

中高生・女子

点数回数
1088 回以上
976~87
864~75
754~63
644~53
535~43
427~34
321~26
215~20
114 回以下

(文部科学省「項目別得点表」)

シャトルランの数え方

合図音が鳴ってから、次の合図音がなるまでに20m先の線を踏む・越えることができたら1回と数えます。

次の合図音に間に合わなくても、さらにその次の合図音に間に合うことができれば通常通りカウントされます。(この場合は2回分)

シャトルランの計算の仕方

例を挙げて説明します。

50回目までは、次の合図音までの線を踏む・越えることができました。しかし、51回目で間に合わなくなり、52回目も間に合いませんでした。

ここで、シャトルランのルールを確認。

テスト終了時(電子音について行けなくなった直前)の折り返しの総回数を記録とする。ただし、2回続けてどちらかの足で線に触れることができなかったときは、最後に触れる事ができた折り返しの総回数を記録する。

(文部科学省「新体力テスト実施要項及び調査票」)

2回連続で間に合わなくなった時点でテストを終了し、最後に触れる事ができたところまでを回数として計算。

よって上記の場合は、50回となる。

※学校によれば、(全回数)-2=(シャトルランの回数)と計算するところもある。
上記の例の場合は、52-2=50回となる。

シャトルランの平均

文部科学省の公式ホームページで閲覧することが可能です。

下に、リンクを貼っておきます。

文部科学省「運動能力調査報告書」

シャトルランの世界記録

165回(フットボール選手)。その次が164回となっており、164回をマークしている選手は数多くいます。

247回(完走)はできない

世界記録が165回より、247回の完走にはほど遠い結果です。これより、完走することはほぼ不可能と断言できます。

学校でトップになるには

筆者の経験上、男子の場合で小学生の時に100回・中学の時に140回・高校の時に150回いくと、学年でトップになることができました。

女性の場合は、運動部に所属している人たちが圧倒的に強いです。また、年によって1位の回数にバラツキがありました。

満点をとる人が多いスポーツ・部活

シャトルランで満点をとっている人が多いスポーツ・部活
  • 陸上部(中長距離)
  • 野球部
  • サッカー部
  • バスケ部

上記の4つの部活生は、シャトルランで満点をとっている人が多いです。

この結果から、シャトルランに向いているスポーツの特徴として次の3つがあります。

  • 全身持久力が鍛えられる
  • ターン(往復運動)が多い
  • 最大酸素摂取量を向上できる

普段から上記の項目を鍛えていると、シャトルランではかなり有利です。

逆に、帰宅部でもこれらの項目を中心にトレーニングすることで、満点の125回以上を達成することが可能

もっと簡単に言うと、日頃からランニングをしておけばOKです。普通に回数上がります。

最大酸素摂取量を向上させ、持久力強化をするのに1番簡単で、手っ取り早いから。

裏ワザとかじゃないですけど、ランニングを継続できればシャトルランは余裕です^^

ランニングを継続するコツは、下の記事で説明しています。この記事を読んで、ランニングを習慣化してみてください。

シャトルランの計測用紙

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筆者が作ったオリジナルの計測用紙(記録用紙)です。

一般的なものはペースのレベル別になっていますが、経験的に記録のところにレベル無くて良いと思いました。

また、世界記録の165回を越えることなんてほぼ無いです。100%無いです。(※たぶん)

ですので、レベル別でなく170回以上の枠を外した表を作りました。

最後に、シャトルランのコツをまとめた記事があります。

コツを活用して、1回でも多くシャトルランを走ってみてください。

応援しています!!!

おわりです^^

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このブログを運営している人

ランニングが身体の一部になっている「みかづき(筆者)」です。

市民ランナーとして普段は走っており、記事の中で出てくる「筆者」として記事を制作しています。このメディアを通して、少しでもランニングに関する悩みを解決したいと思っております。

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