【NIKE】ヴェイパーフライ3レビュー|駅伝・マラソンで使いやすい

こんにちは、みかづきです^^

2023年4月に発売されたナイキのヴェイパーフライ ネクスト% 3(Vaporfly Next% 3)。

前作から大幅なアップデートがあり、よりたくさんのランナーに履きやすいモデルとなりました。

通気性が良くなったり、グリップ力が増すなど前作と比較しても、かなり評判の高いシューズになっています。

今回は、10年以上ランニングを続けている筆者が、ヴェイパーフライ3について解説しています。

目次

シューズの特徴

ヴェイパーフライネクスト%3の特徴をまとめました。

ヴェイパーフライ3
アッパーフライニット
ミッドソールズームX
カーボンプレート(全面)
アウトソールラバーアウトソール
重量
(27.0cm)
約187g
定価(税込)¥35,750円

特徴を、以下にまとめてみました。

ヴェイパーフライ3の特徴
  • 前作よりも反発力が上がったが、安定感を重視したつくりに。
  • 足幅が少しゆったりとして、ワイドサイズの人も履きやすい。
  • 雨の中でも走りやすいグリップで、地面との設置面積も広い。

以下から、詳しいシューズの特徴をしていきます。

アッパーがフライニットへ

出典:nike.com

アッパー(シューズの上の部分)が、「エンジニアードメッシュ」から「フライニット」という素材へ変更しました。

このフライニット素材は、ザラザラとした感じの素材であり、非常に通気性に優れています。

通気性に優れたフライニット素材に!

通気性に優れていることから、蒸し暑い日や雨でのランニングでもより快適に走ることができます。

雨もしみこみにくかったので、雨の日のレースでも心強いレーシングシューズです!

気になる点としては、ちょっとかかとの部分がゆるくなった感じがありました。

前作よりもゆったりとしたフィット感になっている分だけ、シューズの素材感が少し弱くなっているデメリットがありますね。

ズームエックスフォーム

出典:nike.com

ミッドソール(シューズの中間にあるソール)は、前作と同様にズームエックスフォームが使われています。

この素材の特徴は、軽くて、反発力が他のランニングシューズよりもずば抜けているところです。

反発力に優れたズームエックスフォーム!

NIKEの最高峰の反発材が、常に推進力を生んでくれるため、より少ないエネルギーで速く走ることができます。

柔らかいクッションだと、グラつく人もいると思いますが、内側の部分に補強材が入っているので、安定感も高いです。

内側の部分に補強材が安定感を保ってくれる!

グリップ力の向上

出典:nike.com

前作の足の裏はツルツルとした感じでしたが、今回のヴェイパーフライ3は凹凸ができました。

このでこぼこができたことにより、グリップ力が増したので、どんな路面でも走りやすかったです。

グリップ力がより強くなった!

このグリップ力があるのとないのとでは、走りやすさが大きく異なります。

しっかりと自分の足で踏み込んで走れるのが、一番の大きな違いになります。

自分の足で踏み込んで走る感覚が欲しい方に、特にオススメになります。

自分の足でしっかりと蹴って走りたい方にオススメ!

ヴェイパーフライ2と比較

前作のヴェイパーフライ2との1番の違いは、走っているときの反発をもらう感覚です。

ヴェイパーフライ2は、カーボンプレートとクッション素材の反発を受けている感覚が大きかったです。

爆発的なシューズの反発を、ダイレクトに受けている感覚がありました。

ヴェイパーフライ3も機能性としては大きい反発がありますが、反発をもらっている感覚が少し小さくなりました。

→これはシューズの安定性が増した分、身体への負担が小さくなったからです。

ランニングエコノミーは良くなりましたが、前作の反発を意識したシューズを好む人もいると思います。

ですので、単純な機能性の高さであればヴェイパーフライ3、シューズから勢い(反発)をもらう感覚を大切にしたい人はヴェイパーフライ2がオススメです!

  • 機能性の高さを優先→ヴェイパーフライ3
  • シューズから勢い(反発)をもらう感覚を優先→ヴェイパーフライ2

自分の好みによって、選んでみてください!

耐久性は前作同様

ヴェイパーフライ3は、レースシューズの平均値くらいの耐久性です。

ペガサスなどジョギングシューズに比べると、どうしても耐久性は低いです。

しかし、レースシューズ界隈で比較すると、耐久性が低いところまでは行かないですね。

ですので、ヴェイパーフライ3の寿命はそれほど長くありませんが、主にレースでしか履かないとなると2年(2シーズン)は十分に履けます。

結論:安定感のあるレースシューズ

通気性やグリップ力に優れシューズの安定感が増したことから、ヴェイパーフライ3はフルマラソンに特化したシューズだと言えます。

同じナイキのアルファフライ3もそうで、ヴェイパーフライ3・アルファフライ3は「フルマラソン」専用に寄せています。

安定性を増すことで、瞬発的なスピードを出し能力は、少し低くなっています。

しかしレース30km以降で、身体がブレ始めたりエネルギーロスが大きくなったりするときに、安定性が高いとそれらを防ぐことができるのです。

フルマラソンは30km以降の失速をどれだけ防ぐかで、ゴールタイムが大きく変わってくるシューズです。

ですので、フルマラソンやウルトラマラソンなど、「レースの後半」により重きを置く方に、ヴェイパーフライ3をオススメしたいです!

サイズ感

普段履いているNIKEのランニングシューズと同じサイズで履けました。

前作のヴェイパーフライネクスト%2よりも、足幅が少し広くなった印象がありました。しかし、縦のサイズ感はあまり変わっていませんでした。

少し足幅がゆったりとした感じに!

先ほど説明したとおり、アッパーの素材が変わったことによって、足幅の広い方でも履きやすくなりました。

前作を履こうとして、足幅が狭いと感じ、足の甲の部分があたってしまって買うのを断念した人もおられると思います。

今回のヴェイパーフライネクスト3は、足幅が広い人や日本人に多い甲が高い人でも使えるモデルへとアップグレードされています。

ヴェイパーフライ3
  • 足幅が少しゆったりめに!
  • 足の甲が高い人やワイド感な人でも履きやすくなった!

使う場面

マラソンやロードレースといった、大会でのレーシングシューズとして使うのがオススメです!

駅伝やフルマラソンのレーシングシューズとして使うのがオススメ!

今回のヴェイパーフライネクスト3は、足裏が比較的フラットで平らなシューズになっていました。

ですので、つま先から着地するフォアフットで走る人だけでなく、足裏全体で着地するミッドフットの人や、かかとからしっかりと着地する人でも使いやすい一足になりました。

大会以外でも、日頃のインターバルのようなスピード練習から、距離走などのロングジョグで使うのもオススメです。

できるだけ足に疲労を残さずに走るだけでなく、使い慣らしておくことができます。

安定性が高いためフルマラソンに特にオススメですが、女性の方や走力がまだない人のレースシューズとしてもオススメです。

安定性が高いと、女性の方に多いピッチ重視の人でも使いやすい厚底カーボンシューズになるからです。

ヴェイパーフライ2よりも安定感があるので、安定性を求めるのであればヴェイパーフライ3はどなたでもオススメできます!

ズームフライ5と比較

ただ、ヴェイパーフライネクスト%3は、サブ4を達成できる人以上の人が使いやすいシューズだと思います。

どうしても反発力が強いため、ある程度足の筋肉がある人でないと使うのが難しいと感じたからです。

ある程度、足の筋肉が必要になる!

サブ4よりもゆっくりなペースで走るという方は、同じNIKEの「ズームフライ5」がオススメです!

このズームフライ5は、ヴェイパーフライネクスト%3よりも反発力が少し落ちる分、安定感がとっても高いシューズになっています。

ちょうど良い反発力と高い安定感のおかげで、初心者の方やフルマラソン完走が目標という人でも履きこなせるシューズになっています。

ズームフライ5
  • ちょうど良い反発力!
  • 走っているときの安定感が高い!

ズームフライ5については、別に記事で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。

まとめ

今回は「【NIKE】ヴェイパーフライ3 レビュー|オールラウンドなレーシングシューズ!」について解説しました。

ヴェイパーフライネクスト%3の特徴をまとめました。

ヴェイパーフライ3の特徴
  • 前作よりも反発力が上がったが、安定感を重視したつくりに。
  • 足幅が少しゆったりとして、ワイドサイズの人も履きやすい。
  • 雨の中でも走りやすいグリップで、地面との設置面積も広い。

酷評な意見が少し目立ちますが、筆者としては素晴らしいシューズだと感じています。

NIKEの最高峰のランニングシューズをぜひ、体験してみてください!

ヴェイパーフライ3は、Amazonなどのネットショップでも購入可能です。

Amazonなどではなく、アルペン・デポといったスポーツショップの方が良いという方は、こちらをご覧ください。

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おわりです^^

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このブログを運営している人

ランニングが身体の一部になっている「みかづき(筆者)」です。

市民ランナーとして普段は走っており、記事の中で出てくる「筆者」として記事を制作しています。このメディアを通して、少しでもランニングに関する悩みを解決したいと思っております。

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