こんにちは、みかづきです^^
今回は「ナイキ ペガサス41(PEGASUS 41)」のレビュー記事です。
2024年6月5日から発売されたペガサス41ですが、前作のペガサス40から大幅なアップデートがありました。
これまでのペガサスシリーズと言えば、”日頃のジョギングシューズ”といった位置づけになっていました。
ペガサス41はこれまでとは違い、短距離選手にもマラソンを目指す市民ランナーの方にも愛されるシューズになったのです!
それでは、10年以上ランニングを続けている筆者が、ペガサス41について解説します。
ナイキ ペガサス41の特徴
ペガサス41の各パーツ・詳細情報は次の通りです。
ペガサス41 | |
アッパー | エンジニアードメッシュ |
ミッドソール | 「Air Zoomユニット」 「ReactXフォーム」 |
アウトソール | ラバーアウトソール |
重さ (27.0cm) | 約271g |
定価(税込) | 16,500円 |
重さは27.0cmで約271gですので、ジョギングシューズの中では一般的な重量になります。
ペガサス41の特徴をまとめると、以下のようになります↓
- Air ZoomとReactXフォームにより、前作より反発・クッション性が高い。
- 地面をより捉えやすくなり、短距離選手やウォーミングアップなどでも使いやすい。
- ペースアップしやすく、マラソンやポイント練習にもオススメ。
ペガサス41は41年目ということで、歴史のあるランニングシューズになっています。
そのため、より多くのランナーの声を取り入れて毎年アップデートされました。
今回はここ最近のペガサスの中でも、神アップデート間違いなしのできですよ!
Air ZoomとReactXフォーム
こちらがペガサス41。
ナイキのシューズは、ほんとにデザインがカッコイイですよね。
前作とペガサス41の1番の変更点は、ミッドソールにReactXフォームが使われていることです。
今までのペガサスでは”Reactフォーム”でしたが、ペガサス41では”ReactXフォーム”にアップデートされました。
ReactXフォームは、中足部からかかとにかけて使われています。
この変更によって、かかとのクッション性と反発性が各段に大きくなりました。
ナイキのクッション性技術である「ReactXフォーム」が使われたのは、ペガサス41が初になります。
かかとのReactXフォームの反発・クッション性の感覚としては、同じナイキのインフィニティラン4に近いです。
ペガサス40でもクッション性は十分高かったのですが、ペガサス41では”反発性”が更に加えられた形になったのです。
このReactXフォームにより足に疲労が残りにくくなるだけでなく、より推進力がもらえるようになりました。
10km・20kmと長時間走っていると足が疲れてきますが、ReactXフォームによりペース維持がしやすくなったのです!
ナイキの公式の情報によると、ReactXフォームになることで反発性が13%向上したと記されています。
ペガサス 41では、定評ある弾むようなAir Zoomの履き心地と最新のReactXフォームミッドソールが融合し、最大級のエネルギーリターンを実現。新しいReactXフォームミッドソールでは、従来のReactテクノロジーよりも反発力が13%アップしています。
引用:nike.com
筆者の場合、前作のペガサス40だと1km4分台のペースで走るのはキツかったです。
しかし、ペガサス41では1km4分台のペースまでスムーズにペースアップして走ることができました。
マラソンや日々の練習で1km4分台までしかスピードを出さない人は、ペガサス41の1足で十分対応できます!
1足で全ての練習ができるため、部活生にとってはかなりコスパの良いシューズになりました。
前作ペガサス40よりもインターバル走やペース走がしやすくなったので、中学生・高校生に重宝されますね!
ペガサス40と比較
上記の写真がペガサス40です。
ペガサス40も程よいクッションがあって、ジョギングがしやすいシューズでしたね。
ペガサス40とペガサス41を比較すると、次の表のようになります。
ペガサス40 | ペガサス41 | |
アッパー | エンジニアードメッシュ | エンジニアードメッシュ |
ミッドソール | Reactフォーム Zoom Air ×2 | 「Air Zoomユニット×2」 「ReactXフォーム」 |
アウトソール | ワッフルソールのラバー | ラバーアウトソール |
重量(27.0cm) | 約280g | 約271g |
値段(定価) | 15,400円 | 16,500円 |
クッションの違いもあるため、重さは特別どちらが重いという感覚がなかったです。
ペガサス40はジョギングシューズですが、ペガサス41はジョギングシューズというよりはテンポアップシューズのような扱いになっていますね。
テンポアップシューズとは、ナイキでいうとペガサスターボネクストネイチャーのようなスピードを出しやすいシューズのことを言います。
パーツごとに、前作のペガサス40と比較していきます。
アッパーはそこまで薄くない
上記の写真が、ペガサス41を上から見た写真です。
アッパー(シューズ上部)は、前作同様にエンジニアードメッシュが使われています。
部位ごとに素材の編み方が異なり、通気性が改善されました。
メッシュ素材ですが意外と素材の厚みがあり、レースシューズと比べると分厚い印象があります。
通気性・軽量性のアップが行われていますが、つま先分などはしっかりと補強されていました。
シュータン(甲の部分)とシューズが繋がっており、シューズ全体のフィット感も良くなっています。
よってアッパーは軽量化のために、特別薄くしている感じはありませんでしたね。
蹴り出しやすく短距離も使いやすい
つま先は薄底のような感じなのに対して、かかとはボリューミーにReactXフォームとAir Zoomが使われています。
つま先とかかとの高さの差(ドロップ)が10mmと、ジョギングシューズの中ではトップレベルです。
ペガサス40もドロップ10mでしたが、ペガサス41の方がかかとが高くなっています。
つま先 | かかと | ドロップ | |
ペガサス41 | 27mm | 37mm | 10mm |
ペガサス40 | 21mm | 31mm | 10mm |
ペガサス41はつま先でけり出しやすくなっており、自然に身体が前傾姿勢になります。
ペガサス41はつま先で蹴り出しやすく自然と前傾姿勢で走れるので、短距離選手の練習シューズとして非常に使いやすくなっています。
短距離選手の青山華依 選手も、「短距離・長距離といったカテゴリに関係なく履ける」と絶賛していました。
引用:月陸online
長距離選手はもちろん、短距離選手や跳躍の選手にもオススメできるオールラウンダーなシューズですね!
全体的に接地面積が広くなった
ペガサス41は、前作と比較して全体的に地面との接地面積が広くなりました。
シューズの接地面積が広くなると、地面を捉えやすくなるため安定感が高くなります。
ドロップが10mmあって反発性の高いReactXフォームが使われている分、接地面積を増やすことでシューズの安定性をキープしているのです。
ナイキのシューズの技術力に、ビックリですよね!
ですので、ランニングを始めたばかりの人でも、十分に履きこなすことが可能になっているのです!
ペガサス41のサイズ感
接地面積が広くなったこともあり、横幅は少し広くなった感覚がありました。
そのため、足の横幅で窮屈に感じることはありませんでした。
筆者はワイドサイズですので、普通のサイズの人からするとナイキの中では比較的ゆったりしたシューズになります。
筆者は足のサイズが元々大きいこともあり、普段は27.5cmのワイドサイズを履いています。
正直なところ、フィット感という点では特別優れたシューズではありません。
ペガサス41では親指の先がアッパーに当たって、少し違和感がありました。
アッパーの編み方が変わったこともあり、つま先部分が少し狭くなった感覚です。
そのため、ワンサイズ上げて28.0cmを選びました。
ペガサス41はワイドサイズ展開がありません。
ですので、ワイドサイズや足の大きい人は、ワンサイズ上げて調整することが必要になります。
店員さんに確認したところ、ペガサス40とペガサス41はサイズ感はほとんど変わっていないそうです。
ペガサス41が特別小さい訳ではないので、普通のサイズの人はいつもと同じサイズで履けるので心配ないです!
インフィニティラン4と比較
ペガサス41に使われているReactXフォームは、インフィニティラン4でも使用されています。
そのため、「ペガサス41とインフィニティラン4のどちらを買えば良いのか?」と悩む人も多いはずです。
結論として、いろんな場面で使いたい人はペガサス41、ゆっくりのジョギングメインの人はインフィニティラン4がオススメです。
インフィニティラン4がオススメな人
インフィニティラン4はReactXフォームが全面に使われ重量もあることから、ゆっくり長く走ることに適しています。
そのため、次のような場面で使いたい人にオススメです↓
- 1km5分以降のジョギングでメインに使う
- ウォーキングやリカバリージョギングに使う
- フルマラソンやLSDなど長時間のランニングをする人
初心者の方やマラソンでサブ5~6を狙う人であれば、インフィニティラン4でも十分に対応できます。
ペガサス41がオススメな人
ペガサス41は反発性があってつま先でも蹴り出しやすい分、1km3分・4分台で無理なく走ることができます。
そのため、次のような場面で使いたい人にオススメです↓
- 1km3分台などのペース走やインターバルなどスピードを出す
- 坂道ダッシュやヒルトレーニングなどの不整地
- ウォーミングアップやドリルで使う
マラソンでサブ4を狙いたい人などは、より1km5分~5分30秒ペースを出しやすいペガサス41の方がオススメです!
まとめ
- Air ZoomとReactXフォームにより、前作より反発・クッション性が高い。
- 地面をより捉えやすくなり、短距離選手やウォーミングアップなどでも使いやすい。
- ペースアップしやすく、マラソンやポイント練習にもオススメ。
ペガサス41は楽天やAmazonを始め、ゼビオなどのスポーツ店も購入可能です。
ペガサス40から少し値段が上がりましたが、その分だけ機能性も向上しています。
普段のジョギングで常に使えると考えると、コスパはかなり良い方です。
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ペガサス40については、以下のレビュー記事で詳しく解説しています。
おわりです^^
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