東京マラソン2024の順位とレース結果について解説!

こんにちは、みかづきです^^

今回は「東京マラソン2024」の結果について解説します。

招待選手から市民ランナーの方まで、数多くのランナーが参加した東京マラソン2024。

先頭争いでは想定通りのハイペースになるものの、予想外のレース展開になりましたね。

それでは、10年以上ランニングを続けている筆者が、東京マラソン2024の結果について解説します。

目次

東京マラソン2024の結果

男子の順位

スクロールできます
順位記録選手所属・国籍
12:02:16B.キプルトケニア
22:02:55T.キプラガトケニア
32:04:18K.ゲティチケニア
42:05:43H.キロスエチオピア
52:06:25T.ゲタチョウエチオピア
62:06:26B.キベトケニア
72:06:27H.アラメイスラエル
82:06:29S.カリウキ戸上電機製作所
92:06:31西山雄介トヨタ自動車
102:06:50E.キプチョゲケニア
出典:rikujyokyogi.co.jp

男子は絶対王者であるキプチョゲ選手が、先頭集団から遅れる展開になりました。

また、日本人選手はパリ五輪代表の残り一枠に向けてスタートしましたが、一歩及ばない結果となりました。

女子の順位

スクロールできます
順位記録選手所属・国籍
12:15:55S.A.ケベデエチオピア
22:16:14R.ワンジルケニア
32:16:58A.B.シャンクレエチオピア
42:18:05S.ハッサンオランダ
52:19:17B.サイナ米国
62:21:50新谷仁美積水化学
72:23:08M.アベバイエフエチオピア
82:26:32K.ガルバドラフモンゴル
92:28:53T.アバイエチュウエチオピア
102:31:38森田歩実東京メトロ
出典:rikujyokyogi.co.jp

新谷 仁美選手は、25km時点ではほぼ女子日本記録ペースで通過をしていました。

その後、苦しい展開となり日本記録更新にはなりませんでした。

波乱となったレース展開

男子はスタートして、大きく2つの集団に分かれました。

2つの集団に分かれた理由は、設定ペースで走るペースメーカーが2種類あるからです。

男子ペースメーカーの設定ペースは、次のようになっています。

  • ①2:52/km(ゴール予想2:00:58)
  • ②2:57/km(ゴール予想2:04:29)

東京マラソン金メダリストのキプチョゲ選手を含む海外勢は①のペースメーカーに、日本人選手は②について走り始めました。

ペースメーカーが遅れる展開に

①集団のペースメーカーは3人いますが、1人が16km付近で離脱をする展開になりました。

それだけ、先頭集団がハイペースに進んでいました。

世界記録を更新できるペースで走っていたので、ペースメーカーですらも付いていけないタフなレースでした。

20km手前のアクシデント

20km手前で絶対王者のキプチョゲ選手が遅れる展開に。

ピッタリとペースメーカーのすぐ後ろに付いていましたが、ゆっくり先頭と差が開いていきました。

https://twitter.com/Mikaduki_blog/status/1764543541584502971?s=20

また、②集団でHondaの木村 慎選手が転倒し、トヨタ自動車の西山 雄介選手など数人が接触して集団が乱れる展開になりました。

木村 慎選手は明治大学で、大学4年間怪我で苦しんだ選手です。

やっと練習を積んでこられたこともあり、苦しいアクシデントになりました。

中間地点を通過

先頭集団は中間時点を1時間20秒で通過。

そのとき先頭集団は3人に絞られ、ペースメーカー1人とキプチョゲ選手が15秒ほど遅れていました。

また、②集団は中間時点では設定よりも遅れて通過する展開に。

1km3分かかってしまうときもあり、ペースが割と乱れる場面が度々ありました。

中間時点のタイムを倍にしても、パリ五輪代表の設定タイム2時間5分50秒を切れない状況になりました。

そのためか、鈴木 健吾選手が集団の前の方でペースメーカーに圧をかける姿が見られました。

25kmの給水でペースメーカー0人に

先頭集団は25kmを1時間11分39秒で通過。

これはまだ世界記録更新ペースですので、非常にハイペースな展開でした。

その25kmの給水で最後のペースメーカーが離脱。(先頭集団)

本来であればペースメーカーは30kmまで走る予定でしたので、異例の展開になりました。

30km手前でキプラガトが先頭

キプラガト選手が先頭集団から抜けて、単独先頭になりました。

その少しあとに、キプルト、ゲティチ選手の2人が続く展開に。

また、②集団からマラソン日本記録保持者の鈴木 健吾選手が遅れ始めました

ペースの上げ下げがあり、落ち着いて走れていない状況になっていたのかもしれません。

その後、駒澤大学出身の西山 雄介選手が日本人トップに上がってきました。

ペースメーカーのタイムが速くなり、それに日本人で1人ピッタリ付いていきました。

30km時点でも世界記録更新ペース

キプラガト選手が30km時点を世界記録更新ペースで通過。

また、30km時点で浦野 雄平選手が日本人トップに上がってきました。

②集団は30km通過時点でパリ五輪設定タイムよりも少し速く通過していましたが、ここで②集団のペースメーカーが外れます。

そのため、そこから自分との戦いになります。

31km付近で首位交代

31km付近でキプルト、ゲティチ選手がキプラガト選手に追いつき再び3人の先頭集団に。

その後、キプルト選手が先頭に躍り出ました。

また、先頭から遅れているキプチョゲ選手と日本人トップ集団の差が20秒前後まで縮まってきていました。

33km付近で日本人トップが交代

33km付近で日本人トップだった浦野 雄平選手を、西山 雄介選手が抜いて差を付け始めました。

そして、浦野 雄平選手と差をつけつつ、キプチョゲ選手との差を詰め始めてもいました。

35km付近でペースダウンが目立つ

35km付近では先頭集団は1km3分以上かかってしまっていたため、世界記録更新は厳しくなりました。

また、日本人トップの西山 雄介選手が、絶対王者のキプチョゲ選手を抜きました。

35km地点での西山 雄介選手の通過タイムは、ゴールタイムに換算するとパリ五輪代表タイムとほぼ同じに。

ですので、ペースをキープすることができれば、パリ五輪代表が決まるという展開です。

37km付近で選手が絞られる

37km付近では、首位が再びキプラガト選手に変わりました。

その後ろにピッタリと、キプルト選手が付くという展開になりました。

優勝争いは、その2人に絞られました。

また、其田 健也選手が日本人2位まで上がり、西山 雄介選手との差を詰めてきました。

日本人トップ争いは、この2人になってきました。

38km付近で首位交代

キプルト選手がラストスパートをかけ、キプラガト選手との差が2秒、3秒と広がっていきました。

グングンとその差が開き、ペースもいっきに速くなりました。

また、其田 健也選手が苦しい表情になり、日本人トップは西山 雄介選手が硬くなってきました。

ここからは、2時間5分50秒との戦いになります。

ラストスパートで最後の踏ん張り

少しペースが上がりきらない西山 雄介選手でしたが、堂々と走っている姿がとても眩しかったです。

最後まで諦めない気持ちが、多くの応援に答えていました!

パリ五輪代表選手の決定

東京マラソン2024の日本人トップ西山 雄介選手が、代表内定タイム2時間5分50秒を上回ることができませんでした。

そのため、MGCで3位をマークした大迫 傑選手が、自動的にパリ五輪代表選手の最後の一枠を勝ち取りました。

パリ五輪代表選手は2023年に行われたMGCで上位2人が内定し、最後の1人は2時間5分50秒を切った人になります。

その設定記録を期間内に切ることができない場合、MGCで3位の選手(今回は大迫 傑選手)になります。

そして、誰も東京マラソン2024までに設定記録を切ることができなかったので、大迫 傑に決まりました。

https://twitter.com/Mikaduki_blog/status/1764544916313760207?s=20

男子パリ五輪のマラソン代表3名は、次の通りです。

男子パリ五輪のマラソン代表
  • 小山 直城 選手
  • 赤崎 暁 選手
  • 大迫 傑 選手

2024年のパリ五輪での、活躍に期待ですね!!

みかづきブログでは、マラソンに関する記事を多数配信しています。

マラソングッズやシューズなど、少しでもマラソンや普段の練習に役立ててもらえると嬉しいです!

おわりです^^

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このブログを運営している人

ランニングが身体の一部になっている「みかづき(筆者)」です。

市民ランナーとして普段は走っており、記事の中で出てくる「筆者」として記事を制作しています。このメディアを通して、少しでもランニングに関する悩みを解決したいと思っております。

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