東京マラソン2024で指摘されたペースメーカーの問題を解説します

こんにちは、みかづきです^^

今回は「東京マラソン2024のペースメーカー」について解説します。

東京マラソン2024のペースメーカーについて、次のような悩みはありませんか?

東京マラソン2024の悩み
  • マラソンにいるペースメーカーって何?
  • 東京マラソン2024でペースメーカーは誰?
  • ペースメーカーがなんで話題になっている?

この記事を読むことで、上記のような悩みを解決します!

それでは、10年以上ランニングを続けている筆者が、ペースメーカーについて解説します。

目次

マラソンのペースメーカー

ペースメーカーとは、選手同士の牽制やスタート直後のハイペースな展開を防ぐためにペースをコントロールする人を指します。

基本的にペースメーカーは前もって設定ペースが言われ、そのペースで決められた距離を走ります。

ペースメーカーはトップ選手だけでなく、市民ランナーのペース帯にもいます。

目標のゴールタイムが書かれたビブスを着たり風船を持っていたりと、目立つ格好で設定タイムで走ります。

サブ4やサブ5など目標タイムを達成しやすくなるので、自分でペースを作るのが苦手な人はぜひ活用してみましょう!

ペースメーカーの設定ペース

東京マラソン2024のペースメーカーの設定タイムは、男子は次の2パターンありました。

  • ①2:52/km(ゴール予想2:00:58)
  • ②2:57/km(ゴール予想2:04:29)

第1集団は世界記録更新を狙うペース、第2集団は日本記録更新できるペースになっています。

そのため、ハイペースになることは予め予想できますね。

また、トップ選手用の上記のペースメーカーは、30kmまで走るのが一般的です。

ですので、30kmまで先頭でペースをコントロールするのが仕事になります。

東京マラソン2024のペースメーカー

東京マラソン2024の男子のペースメーカーは、以下の通りです。

※()内には、マラソンまたはハーフマラソンの自己ベスト。

第1集団のペースメーカー
  • ノア・キプケンボイ(2:07:35)
  • エリック・キプラガト・サング(ハーフ59:50)
  • チャールズ・キプクルイ・ランガット(ハーフ58:53)
第2集団のペースメーカー
  • タイタス・キプルト(2:04:54)
  • アルフレッド・キプチルチル(2:10:56)
  • ブライアン・キピエゴ(ハーフ1:01:07)

東京マラソン2024の時点で、ハーマラソンの日本記録が60分00秒(小椋 裕介)です。

ですので、自己ベストだけで見ると全員世界トップレベルになります。

決してペースメーカーの実力が低くないことが分かりますね。

ペースメーカーが問題となった原因

東京マラソン2024でペースメーカーが話題となった理由は、大きく次の3つあります。

  • 第1集団は速すぎた
  • 第2集団は遅かった
  • 選手の混乱を招く場面あり

ここから、深掘りします。

第1集団は速すぎた

第1集団のペースメーカーは、2分52秒/kmのペースで走ります。

しかし、実際は2分52秒/kmよりも速いペースで走り、中間時点では世界記録よりも28秒速く通過していました。

先頭集団は中間時点を1時間00分20秒で通過!

そのため、予定よりも明らかにオーバーペースで走っていました。

そのためか、第1集団のペースメーカーは30km時点までに全員が脱落する結果となりました。

※第2集団は30kmまでペースメーカーがいました。

第2集団は遅かった

第2集団は、予定よりも遅いペースでレースが進みました。

中間時点のタイムは、1時間2分55秒。

パリ五輪代表の残り一枠を決める設定タイムは、2時間5分50秒です。

マラソンの後半戦は疲れや疲労がくるので、前半のハーフを少し余裕を持って入るのがベスト。

しかし、今回は前半で貯金が作れなかっただけでなく、ペースの上げ下げもあり余計に疲れがあったようです。

そのため上手くリズムがつくれずに、不完全燃焼で終わった選手も多く見られました。

選手の混乱を招く場面あり

ペースメーカーが給水ボトルを上手く取ることができず、後方の選手の走りを妨げるシーンがありました。

給水ボトルを探しているような場面も、見受けられました。

そのため、他の選手が少し動揺していた雰囲気も感じられました。

ペースメーカーもトップ選手

今回の東京マラソン2024で話題となったペースメーカーですが、彼らもトップレベルのランナーです。

コンディションが少し良くなかったり、当日の日差しがきつかったりといろんな要因があったと思います。

本当のところは、ペースメーカー本人にしか分からない部分も多いです。

結果的にコース新記録がでたり、日本人選手でもしっかり記録を残したりした選手もいます。

そのため、ペースメーカーが悪いと一概には言えないです。

プロランナーの川内 優輝選手も、海外のレースを基準にするとBetterの範囲だとコメントを残しています。

必ずしも全てが上手くいく訳ではないということですね。

東京マラソン2024の結果や、細かいレース展開について以下の記事で解説しています。

ぜひ、レース展開も含めてチェックしてみてください!

マラソンにオススメのランニングシューズ・練習メニューも解説しています。

普段の練習からも使えるので、ぜひチェックしてみてください。

おわりです^^

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このブログを運営している人

ランニングが身体の一部になっている「みかづき(筆者)」です。

市民ランナーとして普段は走っており、記事の中で出てくる「筆者」として記事を制作しています。このメディアを通して、少しでもランニングに関する悩みを解決したいと思っております。

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